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子育て、今日の反省文『ちゃんと』

道崎 佳太

更新日:2023年7月26日

『ちゃんとやって!』『ちゃんとしないと〇〇するよ!』『ちゃんと出来る?』

などなど、子育てワードの上位に食い込むだろう言葉『ちゃんと』。

私はよく使っていますが、皆さんはどうでしょうか?

chantoと書いた文字のキャラクターが本の上にいる写真

子どもに何度も同じ事を言ってもちゃんとやってくれない。。

(ここでも『ちゃんと』って使ってしまった。。)


それで近頃よく思うのです。

『ちゃんと』ってなんだ?子どもに伝わっているのか??と。


今回はそんな『ちゃんと』をちゃんと考えたみたいと思います。

男の子がちゃんとについてちゃんと考えようと言っているイラスト

 

もくじ

 

1.『ちゃんと』の意味

調べてみました。


・少しの乱れもなく整ったさま

・確実で間違いのないさま

・結果が十分であるさま

・不足がないさまや

・満足しているさま

などの意味があります。

似た言葉に、しっかり、きちんと、という言葉もありますがニュアンスが違います。



2.『ちゃんと』のギャップ

部屋が散らかっている時に『ちゃんと片付けてね』

ごはんを全然食べない時、嫌いなものを除けて食べない時などに『ちゃんと食べなさい。』

夜寝る前に『明日の準備ちゃんと終わってる?』

きっと大人はなんとなく言っていると思うのですが、言われた子どもたちはどのように受け取っているのでしょうか?


『ちゃんと』の意味を鑑みると、私が使う『ちゃんと』の意味は、大人の認識で不足がない→自分が考える理想的(または一般的)な状態にする的な意味合いで使っていることに気がつきました。


ポイントは自分が考える理想的な(または一般的な)という部分。自分がこうあるべきだろうという思いです。


そもそもこの世の常識も正しいことも正しくないことも何も知らない人生始まったばかりの子どもたちに、親の理想や常識、一般論など伝わるはずがありません。

男の子が僕なりにちゃんとやっていると言っているイラスト

もし子どもたちが『ちゃんと』の意味を理解しているなら『こちとらちゃんとやってるわい!』と思っていることでしょう。だって『ちゃんと』は人生歴が短いながらも子どもたちなりの自分の中の理想や一般論で解釈をするものだからです。


タンスの絵を例に、大人と子供のちゃんとの違いを説明したイラスト

このギャップこそが『ちゃんと』が伝わらない原因なんです!

※筆者がそう思うだけであって、みなさまがそうだとは限りませんのであしからず。


このギャップがあるが故に『どうしてちゃんと出来ないの??』と口調が強くなってしまいます。

子どもなりに『ちゃんと』やっているにもかかわらず、自分のやったことを否定され、求められていることも分からずに怒られていると思うでしょう。これが何回も続くと親の顔色を伺いながら恐る恐る『ちゃんと』やることになってしまいます。


ちゃんとのギャップを説明しているイラスト

たったの一言の『ちゃんと』。

この一言があるだけで子どもとすれ違いになってしまうのです。


3.子どもからの作文

この『ちゃんと』問題を子どもの気持ちから考えてみました。

これは私の脳内で作った子どもが書いた作文です。

子どもたちの心の叫びが聞こえてきました。

↓↓↓

 

ぼくは、おとうさんに

『ちゃんと手をあらいなさい』といわれます。

ぼくはちゃんと手をあらったのに、ちゃんとできてないといわれておこられます。

どうしたらちゃんとできるようになりますか?

 

※実際の作文ではありません。

私の脳内作文ですが、こうやってみると完全に悪者ですね。。

男の子が僕なりにちゃんとやっているのにと言っているイラスト

脳内作文とは言え、子どもの気持ちを想像すると涙が出てきます。

『ちゃんと』の認識のすれ違い、子どもなりの葛藤、親の期待に応えようとする健気な気持ち。

あぁ私はなんて愚かな親なんだ、ごめんよ子どもたち。



4.反省文『ちゃんと』

ということで、私とても反省しております。。

ごめんよ、子どもたち。

謝罪の気持ちを反省文を書きました。

 

お父さんは、あなたたちが理解しているかどうかも考えずに、『ちゃんと』という言葉を使うことで、自分の要求を伝えたつもりでいました。

ましてや『ちゃんと』の意味も考えずに、あなたたちの気持ちも考えずに、自分なりにやっていたであろう『ちゃんと』を否定し、ただただプレッシャーを与えてしまっていました。

親の顔色をうかがって、自分の考えとは違うことを無理矢理やらされていたのだと思います。

今までのことは取り消せないけど、これからはあなたたちの立場に立って、あなたたちの気持ちを想像して話しをしていきたいと思います。

今まで本当にごめんなさい。

 

はぁー情けない。

子どもたちごめんよ。


当たり前ですが、親とて完璧ではないんです。

そりゃー何百、何千と同じことを言わされる身にもなってほしいところですが、そんなこと子どもたちには関係ないのです。

親はつらい。。この気持ち分かってほしいけど、分かってもらえるにはあと20年はかかるだろうな。。


この記事を読んだことで、『ちゃんと』のすれ違いが無くなり、子どもの気持ちを少しでも考えてもらえたら幸いです。

以上。



 

Al-friendsという文字のキャラクターを作っています。

アルファベットのキャラクターアルフレンズ

名前や言葉にひそんでいる、すこしヘンテコリンでちょっぴりフシギないきものたち。

そのいきものたちをAl-friends(アルフレンズ)とよんでいます。


このアルフレンズはEdutainshion(エデュテーション)をテーマにしたキャラクターです。


Education(教育) + Entertainment(楽しみ) + Fashion(流行) の造語です。

楽しく学んでタメになるモノやコトを提案していけたらいいなと思っています。


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これからもよろしくお願いいたします。

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