三人兄弟の末っ子です。兄弟喧嘩の際よく言われていました。
『橋の下で拾われてきたくせに』と。

なんと心無い言葉‥。
泣き叫ぶ僕を横目に、『はいはい、うるさいからあっち行って』といつもの塩対応な母親。
『僕は捨て子なんだ』と悲しみに沈みながらも、『多分あそこの橋の下かな?あそこに秘密基地を作って1人で生きていこう』とリサーチに行ってはテレビも置きたいしジャンプとコロコロを置く棚も欲しいよねと。気付けば前向きに色々考えていた数十年前、お小遣いは月300円の昭和末期の話です。

時代はかわって今は令和。
同僚のお子様も『お前は橋の下で拾われてきたくせに!』と兄弟喧嘩で末っ子に言ってたのよ〜と。
『わかるー私も言われたー』と口を揃えて言っていたのはみんな末っ子。
そうなんだ、今も昔も大体の末っ子は橋の下で拾われて来るのだ。
そしてそれをバネにみんな強く生きているんだ。
時代を超えて今も尚『橋の下で拾われてきたくせに』というパワーワードを繰り出す兄や姉、そうやって成長するのだ末っ子は。
そんなことを感じた1日でした。
みなさんはどうですか?
言われた人も言った人も色々いるでしょう。
傷ついたりもするけれど、それを乗り越えていくことで優しさを覚え、強くなれるんだろうと思います。
ちなみに‥
『知らないと思うけどあんたは隣の近藤さんとこの子どもだからね』と言っていたお姉ちゃん、今思えばそれはいいすぎ〜
喧嘩はよくしたけど、今は兄弟みんな仲良しです。
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